ブックレビュー: 実践!PEP TALK
PEP TALK(ペップトーク)とは
言葉の力で自分や人を励まし、より良い行動や結果を導く方法です。
元々はスポーツ大国アメリカで、試合前に監督が選手を前向きな言葉でやる気に火をつける激励のショートスピーチだそう。
事実はひとつ、感じ方は、捉え方次第。
その価値の転換をしてくれるのが、言葉です。
仕事や家庭、コミュニティ、他者と関わる全ての場面で世界をポジティブに変える方法。
あらゆる場面で良い言葉がけをできるようになりたいと思っていたので、表紙のこの言葉で、ジャケ買い。
・相手の結果を100%引き出す
・リーダーのための人を励ます教科書
言葉がなぜ大事なのか、は本書を読んでのお楽しみですが、実践アイデアがたくさん載っており、今日からPEP TALKERになれる!ワクワクする本でした。
ペップトーカーになる4つのポイント
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ポジティ語
①とらえかた変換
事実はひとつ、印象は捉え方次第。
できない→伸びしろがある、のように。
自分にも、上司から部下にも、親から子どもにも。
何かが今できないという事実に対して、「できないね」じゃなくて、「うん、伸びしろがあるし成長が楽しみだね!」って思えたら、未来は大きく変わりますよね。
わたしはそうやって人を、自分を応援したい。
②してほしい変換
「して欲しくないこと+否定形」から、「して欲しい」ことにポジティブに変換。
これも、望むことは同じなのに、受け取りかたは180°違う。当然結果もちがう。
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セルフペップトーク
まず元気にするのは自分!
自己の受容と承認あってこそ、他者を励ませるというもの。
本書では、場面ごとにセルフペップトークを用意することを推奨しています。
起床時: 今日も最高の1日が始まる!
家を出る時: 今日も日本を元気にしてきます!
就寝時: 最高に楽しい1日だった!
毎日こうやって自分にポジティブな声がけをしたら、毎日を楽しく前向きに過ごせると思いませんか。
こんなのも好き!
腹減った 今だ脂肪が 燃えている
さあいこう みんなでいこう かぞくりょこう
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ゴールペップトーク
元々のペップトークであるスポーツの試合前の激励トーク。このプロセスでやる気を引き出します。
大事な仕事の前、子どもの本番前にもとっても使える!自分に対して言ってあげても良いですね。
受容(事実の受け入れ)
↓
承認(とらえかた変換)
↓
行動(してほしい変換)
↓
激励(背中の一押し)
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ビジョンペップトーク
聴衆を掴み引き込むペップトーク。
誘引→展開→感動→激励の流れです。
プレゼンの場などでなくても、日々このテンポ感を意識して話すと、会話が楽しくなりそうですね!
ペップトーク成功の鍵
ペップトークは単なる言葉がけのスキルではありません。
ハッとしたのは、最高の鍵。
・誰がいうか
・何を言うか
・どう言うか
同じ言葉でも、誰が言うかで違う。信頼関係のない人に言われても響かないですよね。
どう言えば相手に響くかは、相手を見ていないと出てこないですよね。
どんな感情で、言葉をどう届けるかは、相手に感情移入していれば自ずと出てきますよね。
ペップトークをペップトークたらしめるのは、日頃のラポールであり、信頼関係なのだと気づかされました。
この本の読後、どうするか
「今日という日は 、残りの人生の最初の日だ 。始めるのは今日からだ 。あなたならできる !さぁ 、いこう !」
—『実践!ペップトーク』浦上大輔著