フルマラソン3ヶ月チャレンジ: 37歳2児のワーママ 3年ぶりの挑戦
12月、3年ぶりにフルマラソンを走りました。
とても小さな大会で、わたしは堂々のビリだったので、息子たちがゴールテープを持たせてもらうという思わぬギフトが!!最高の思い出になりました。
なぜフルマラソンに挑戦するか
わたしの今年の目標のひとつが健康です。
疲れない体とみなぎる気力が欲しい。
健康を食事・運動・睡眠に因数分解し、それぞれに目標を立てていました。
わたしのバイブル、「脳を鍛えるには運動しかない」にもある通り、日常的な運動習慣は本当に大事。でも、分かっていても億劫なのが人間です。
日常的に運動、特に走るのを習慣化するにはどうしたら良いか?
仕事に育児に家庭に、色々忙しいので、やらない理由は売るほどあります。
目標設定で大事にしているのが、打席を作ること。
打席があれば、やろうかなー、が、どうやるか、に変わります。
やろうかやるまいか悩んでるのが一番大変。
だから、打席としてフルマラソンに申し込みました。
3ヶ月チャレンジの内容
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目標と中間マイルストーンの設定
目標は遠すぎても簡単すぎてもやる気が出ない。手頃なサイズ感に設定するのを心がけています。
まずは現在地と目標までのギャップの把握、そして中間マイルストーンと行動の設定です。
・現在地と目標
8月時点 10km走れる
12月に42㎞走りたい
・中間マイルストーン
9月15㎞走
10月20㎞走
11月25㎞走
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行動設定
走る日を決めて手帳に書きこみます。自分との約束。
自由時間の少ないワーママのわたしは、週1のシッターさん日を帰宅ランに充てて時間を確保しました。
ちなみに、帰宅ランは会社から自宅まで10㎞。距離を伸ばすときは、皇居を1、2周足して走って帰ります。
・ランニングシューズを履き、ウェア持参で出勤
・終業後、貴重品は自席に。トイレで着替え、服をトイレに置いて退社。
・携帯、家の鍵、千円札、Apple Watchを持って走り出す。
こんな服装で出かけてます。翌日持って帰るから、薄目の服で。
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試行錯誤
現在地と目標の差分を理解して、段階的に埋める。
言葉にすればシンプルですが、そこには試行錯誤がありました。
・9月前半: 10㎞連続で走れない
週末ランでは10㎞走っていたのですが、いざ帰宅ランをしたら、しょっちゅう休憩しているので、10㎞で1時間半ほどかかっていることが判明。10㎞連続で走れるようになったのは、実は9月末でした。
・9月後半: ものすごく遅い
フルマラソンの大会は、だいたい制限時間が6時間なので、遅くとも6時間以内に完走する必要があります。
中間マイルストーンを置き、距離を少しずつ伸ばしていったのですが、15㎞で1時間半かかり、単純計算でも6時間を超える計算になりました。
このままでは完走できないと蒼ざめて、フルマラソン完走に向けて練習方法を試行錯誤しました。
距離を伸ばす練習、5㎞や10㎞の短距離を早く走る、この時間までに帰宅しないとシッターさん延長料金になるとプレッシャーをかける、など、自分のトリセツと相談しながら、地道に練習しました。
10月末には、10㎞を66分で走れるようになり、完走が現実的になってきました。
フルマラソンチャレンジで得たもの
3か月、自由時間の7割を練習に注ぎ、様々な試行錯誤を経て、どうだったのか。
事前に想像していたよりも、沢山のことを得ることができました。
・疲れない体とみなぎる気力
まずはこれ!そもそもの目的です。
フルマラソンのために、3か月で17回、250㎞走りました。
体力がつき、まったく疲れなくなりました。
走る姿勢が胸を開くので、デスクワークの悩みである肩こりも、低減します。
「脳を鍛えるには運動しかない!」にもある通り、運動、特に走ると脳に血流がまわり、集中力や学習能力が増し、ストレスが消えていきます。
小さなことで悩むことがなくなり、前向きでポジティブになり、落ち込むことはなくなりました。
よって、 疲れない体とみなぎる気力が手に入りました。
・今できることが小さくても、スモールゴールを積み重ねれば目標に辿り着く
上の試行錯誤にも書いたように、目標までの道のりは平坦ではありませんでした。
目標=フルマラソンに向けて、スモールゴールを工夫しながらクリアしていくことで、はじめは無理かと思っていたフルマラソンを完走することができました。
・自己効力感
フルマラソン完走を目標にしていましたが、その途中経過そのものが、自己効力感をもたらしてくれました。
目標に向かい、自分との約束を守ること。
困難には試行錯誤すること。
諦めなくてよかった。とても嬉しかったです。
・人生は競争ではない
今回わたしは大会ビリでした。フルマラソン5時間半と、一般的にはかなり遅い記録です。
でも、それを一度も悔しいとか、恥ずかしいと思うことはありませんでした。
わたしが目指すのは理想の自分。わたしが勝ちたいのは、過去の自分だけです。
疲れない体とみなぎる気力というビジョンのために、自分がフルマラソンという目標を決め、中間マイルストーンを定め、試行錯誤して完走しました。
マラソンは人生と同じ。
とても楽しい経験でした。